スペインに惚れました

10年暮らした愛しのスペイン。私の独断と偏見に満ちた西方見聞録

愛しのSobrinos

私には勝手に姪だ甥だと思い込んでかわいがっている友達の子供がいる。

因みにスペイン語で姪はsobrinaソブリーナ、甥はsobrinoソブリーノだ。

 

姪っ子たちの母親とは姪っ子たちが生まれる前からのスペインでの友人だ。知り合った当時私たちの関係は上司と部下だったが、近所の人たちはなぜだか私たちのことを姉妹だと思っていた。家族経営の中国人の店が多かったので、日本人女子が働く小さな商店も家族経営だと思われたのだろう。実際、毎日一緒にいたので家族と思われても仕方ない。

 

そんな彼女が妊娠し、日に日にお腹が大きくなるにつれ私の中から叔母心が芽生えていったのだ。

もともと母性が強い方でも子供好きってゆーわけでもなかったのに不思議なものだ。

 

彼女の最初の子供は女の子。妊娠中はつわりで彼女を苦しめていたものの、生まれてくるとよく眠る手のかからない大人しい子だった。スペインと日本のいいところを受け継いだ可愛いお顔。分けていただきたい長いまつげ。

それまで赤ん坊との接点がまるでなかったので、どう接していいのかわからなかったが彼女の子供とは不思議と初めて会った時から馬が合った。

数年後に男の子が生まれ、私は姪っ子に続き甥っ子を手に入れる。

 

彼女が徹底的に日本語を教えた為、姪っ子たちは見事にバイリンガルとなった。ママと話すときは日本語、パパと話すときはスペイン語だ。面白いのが日本語でパパの話をしている時のパパの発音は「パ」初めのパが強く発音されるのに、スペイン人のパパが急に登場した時にパパに向けて言うのは「パ」後ろのパにアクセントがつくスペイン語発音のパパ。小さな子供ながらに使い分けているなんて凄いなと感心した。

 

姪っ子たちは私と話す時は100%日本語なのだが、なぜか私の名前を呼ぶ時だけは「TAMAKI」と呼び捨てでまるでスペイン人が私を呼ぶ時のような発音で私を呼ぶ。

その小生意気な感じもまたとても可愛い。

以前姪っ子の前で姪っ子のパパとスペイン語で話していたら、驚いた顔で私を見上げ「TAMAKIがスペイン語話しているの初めて聞いた」と言ってきた。初めて?なわけないだろうと思ったが、確かに姪っ子の前でがっつりスペイン語を話したことはないかもしれない。「で、私のスペイン語はどうだった?」と聞いてみると「なかなか、まぁまぁじゃない」とこれまた小生意気な返答。そりゃバイリンガルには敵いませんわ(笑)

 

そして今どきの子供らしくYouTubeを駆使し日本の流行にも敏感で、毎年私に日本の流行を教えてくれる。(スペイン在住の姪っ子が日本在住の私に日本の流行を教えてくれるのだ) 「すみっコぐらし」も「パプリカ」も私は姪っ子に教わった。

因みに去年のハロウィンは鬼滅のねずこの仮装をしたようで、どこで調達するのかかなりのクオリティーのねずこに仕上がっていた。その横で天然マイペースな甥っ子は「ピエロの恰好のジョーカー」という不気味極まりない仮装で得意げにポーズをとっていた。

 

あぁあ、会いたいなぁ~。

 

私が日本に帰国してからも、なんだかんだと毎年スペインに遊びに行っていたし、姪っ子たちも日本にちょくちょく来ていたので年一回は会えていたのに、コロナのせいで最近は会えていない。

早くコロナが収束してまた自由に旅行ができる世の中に戻って欲しいと切に願う。