スペインに惚れました

10年暮らした愛しのスペイン。私の独断と偏見に満ちた西方見聞録

長距離バスと不躾な視線

セビージャに住んでいる頃、友達と長距離バスでマドリードへ遊びに行った。セビージャからマドリードまではスペイン版新幹線のAVEを使えば2時間半であっとゆー間に着くが料金が高い。当時貧乏学生だった私たちには金はないが時間だけはたっぷりあったので6時…

Hospital de día/デイホスピタル

スペインでの入院模様は以前ブログで書いたが、今回は退院後に通ったデイホスピタルでの出来事について。 突然の入院と同じく、退院も突然だった。 入院から二週間でやっと病名が判明し、治療が始まった矢先の退院。まだまだ痛みもあるので退院はまだ先だと…

サイン/ Firma

子供の頃、秘密裏にサインを練習していた。 だれかに求められたわけでも芸能人になりたかったわけでもないが、何となくかっこいいサインが書きたかったのだ。しかし苗字と名前の漢字のバランスがサインに適さないのか何度挑戦しても自分の思い描くサインには…

カフェ・フローリアン/in ヴェネツィア

スペインが大好きな私だが、イタリアも好きな国の一つだ。イタリア料理ははずれがないし、イタリア語の独特なイントネーションは耳心地が良い。 なんといっても私はBSで放送している「小さな村の物語イタリア」の大ファンなのだ。 しかし、イタリアには一度…

制服騒動

私がマドリードで働いていた免税店では制服が支給されていた。 制服といってもZARAや MANGOなどの服を皆でお揃いにしているだけの名ばかりの制服だ。この制服は年に二回変わるのだが、毎回毎回かなりの大騒動になる。 年齢は18歳から60歳まで幅広く、人種も…

母のひとり旅

私の母は三度スペイン旅行に行ったことがある。 一度目は娘(私)と初めての母子二人での海外旅行。 二度目は友だちとツアーに参加し、ついでにスペイン留学している娘(私)に会いにやってきた。 子供(私)が成人した頃から母のフットワークは軽くなっていった。…

普通とは

何を持って普通と呼ぶのか知らないが、昔は自分が普通の人間だと信じていた。 アパレル会社に勤めていたため、私の周りには個性的な愛すべき変人たちがたくさんいた。その中において自分はいたってノーマルで正常な一般社会人だと自負していたのだが、変人た…

Feria del libro/ブックフェア

昔マドリードのレティーロ公園で開催されたFeria del libroでアルバイトをした。 15日間に渡りレティーロ公園の一角にたくさんのテントが並ぶ恒例のブックフェアだ。 スペイン版の紙芝居を取り扱っていた地方の出版社がマドリードのフェリア出店に向け、紙芝…

パラグライダー体験/Parapente

グラナダで暮らしていた時、日本に帰国する友達が最後の思い出にパラグライダーをやりたいというので知り合いを通じて体験できる店を紹介してもらった。 確か二人で150€ぐらいだったと記憶している。(十年以上前) グラナダの物価の安さの中で一人75€の出費は…

シンパの話/ Sin Pagar

シンパと調べると何やら怪しげな感じで「共産主義などの共鳴者」などと出てくるが、私が言っているシンパとはSin Pagar(未払い)のことである。 スペインではSin Pagarを略してSimpa(シンパ)などと言うことがある。 しかーし、良い子の皆さんは決してマネして…

オープン・ユア・アイズ/ Abre los ojos

スペイン映画の中で私が特に好きな映画が「オープン・ユア・アイズ」だ。 後にトム・クルーズ主演でリメイクされた「バニラ・スカイ」のオリジナル版。20年も前の映画だが、今でも初めて見た時の衝撃は忘れられない。 「オープン・ユア・アイズ」 原題 Abre …

愛しのSobrinos

私には勝手に姪だ甥だと思い込んでかわいがっている友達の子供がいる。 因みにスペイン語で姪はsobrinaソブリーナ、甥はsobrinoソブリーノだ。 姪っ子たちの母親とは姪っ子たちが生まれる前からのスペインでの友人だ。知り合った当時私たちの関係は上司と部…

手書きの文字

スペイン人の書く文字は分かりづらい。学校の先生でさえ独特な個性を発揮した文字を書き、留学生を困らせる。 板書をしていてもスペルがよくわからなかったりする。 学校の先生は字が綺麗なはずだと思い込んでいたが、スペインの先生には当てはまらないよう…

エキストラ

グラナダで暮らしていたある日、日本人の友だちが映画のエキストラの仕事をもらってきた。 なんでもマドリードで「GOL!2」という映画の撮影がある為なぜだか日本人を大量に募集しているとのことだ。 グラナダからマドリードまで距離はあるものの、面白そうな…

バスク

スペイン滞在中、一度だけバスク地方のビルバオに遊びにいった事がある。 有名なグッゲンハイム美術館に行き、サッカースタジアムを見学し、美味しい料理を堪能した。 バスク地方ではバスク語も公用語として使われているのだが、外から来た人にバスク語を強…

Sí o No

スペイン人に「映画に行かない?」と誘われ迷っていると 「Sí o No?(Yes or No)」と返答を急かされたので 「どっちでもいいよ」と答えた。 すると「どっちでもいい?なんて投げやりな答えなんだ。行きたくないってこと?」 となんだか急に会話の雲行きが怪…

春の訪れ

そろそろサマータイムに変わる時期がやってきた。これでスペインとの時差は8時間から7時間となる。 しかしEUではサマータイムを2021年に廃止する法案が2019年に可決されている。 2021年って今年じゃん! これが最後のサマータイムへの時間変更になるってこと…

カップル行動

スペインでスペイン人彼氏と暮らしていた頃のある昼下がり、週末の予定を彼氏に聞かれたので「夕方にMちゃんと会う約束してるんだ!」と答えると「そっか!いいね!」とあっさり会話が終了した。 ふっ!これで土曜日は思う存分日本人のMちゃんと日本語で話し…

長い交際期間

ある日会社で雑談中に「この前別れた彼氏と連絡を取っているのか?」と聞かれたので 「連絡一切してないし、取るつもりもない」と答えると「へぇ~」と少々驚いた顔をされた。 「じゃぁ、逆に聞くけど、あなたは元彼と連絡取ったりしているの?」と聞いてみ…

ロンドンのチャイナタウンとスペインの中華

マドリードに住んでいるとスペイン国内はもとよりヨーロッパ各地へ簡単で安く(日本から比べたら)旅行できる。マドリードからロンドンまで飛行機で約2時間半。なんという近さ! そこで週末を利用しロンドンへ当時の彼氏と一緒に出かけた。 ロンドンで必ず行き…

冬のイビサ島

イビサは世界一のパーティーアイランドとして有名な地中海に浮かぶ小さなスペインの島。 ぱーてぃーぴーぽー達がバカ騒ぎしているイメージ映像を見るたび、自分とは無関係の一生行くことのない島だと思い込んでいた。 しかし、友だち夫婦がイビサへ引越した…

美容院難民

スペインで暮らす日本人は誰しも一度は美容院問題にぶち当たる。 失敗される、満足な出来にならない、イメージが伝わらないなどなど、みんな色々と苦労する。 クセ毛が多いスペインでは日本人の真っ直ぐな髪は切りづらいらしい。 スペイン滞在も半年を過ぎた…

ATM パート2

最近日本でも何かと問題になった銀行のATMの不具合。 実は私の記念すべき第一回のブログのテーマがその名もずばり「ATM」だった。スペインで経験した「カード吸い込まれ事件」について書いてあるので、興味のある方は読んでください。 tokiotamaki.hatenablo…

Netflixのスペインドラマ

Netflixに支配される生活を送るようになって既に一年以上になる。 スペインのドラマも見ることが出来るので勉強と称してNetflix中毒の罪悪感を少しでも減らす。 Netflixのいいところは再生速度を変えられることだ。 0.5、0.75、1、1.25、1.5の速度で再生でき…

カレールー

日本は「いかに簡単に」「いかに楽に」「いかに短時間で」出来るようにと改良に改良を加えた商品で溢れている。 「日本って凄いね」とよく言われるが、私は 「日本人は面倒くさがり屋ばかりで、その面倒をなくすために一握りの人が頑張って開発している」だ…

初めてのスペインサッカー観戦

私が初めてスペインで見たサッカーの試合は当時住んでいたセビージャのチームの 「ベティス」対「レアル・マドリード」の試合だ。 セビージャにはベティスとセビージャの二つのチームがあるが、富裕層のファンが多いセビージャに対してベティスのファンは労…

スペインがひとつになった日 2008年ユーロカップ

2008年のユーロカップ、スペインは順調に予選グループを一位で通過してトーナメント進出。しかし、トーナメント一回戦の相手は長年なかなか公式戦で勝てない因縁の相手イタリア。 口では「イタリアなんかに負けない」「今度こそ勝つ!」などと言っているもの…

ポケットティッシュ

最近はめっきり減ってしまった街角のティッシュ配り。昔はいたる所で配っていたと記憶している。 そのお陰で我が家には常に大量のストックが常備されていた。だいたい同じような場所でティッシュ配りをしているため、ストックが少なくなった時はあえてこちら…

カラオケ

スペインにもカラオケは存在する。 ただし個室のカラオケボックスはないので大勢の前で歌う形式となる。 「人前で歌うなんて恥ずかしいわ」と思っていたが、これが意外とそうでもない。 なぜかと言うと、歌う人も観客もすべて酔っ払っているので上手くても下…

ジムの思い出

ウエートトレーニングやランニングのような一人で黙々とやる運動が苦手だ。 持久力がまるでないし、自分との闘いにあっさり負けるタイプなので続かない。 したがって長い間ジムには全く興味がなかったのだが、スペインではジムが人気で、私の周りでも通って…